2014年11月以来、宮島・杉の浦市民センターで廿日市国際交流協会が月1回、日本語教室を開催しており、ええじゃんのメンバーもその日本語ボランティアとして加わったが、対象者である日系フィリピン人親子のレベルが違うため、分けて教えることとなり、2015年8月からは、大人と子供の部屋を分け、ええじゃんが子供を教えることとなった、その際、大同生命厚生事業団のシニアボランティア活動助成の採択を受け2015年9月から2016年8月まで1年間の補助事業に取組み。2017年4月にはこの教室から初めての公立高校進学者を出し、生徒のやる気も出て、生徒の側から教室の開講日を増やすよう要請があった。
いつの間にか日本語教室の枠からはみ出し、グループ毎に課題を見つけたり、彼らの自主的取り組みが増え、彼らの自立のためなくてはならない居場所となってきた様を見て、我々も何とか彼らの希望に応えたいとは思ったが、東広島や時に大分からも参加してくれる講師役の大学院生や留学生達の旅費等の工面に悩んでいた。そこに天の助けか、幸いにも、広島共同募金会から補助金が出ることとなり、本当にグッドタイミングで、月2回の開催が実現した(2018.6~2019.3)。
そして、この度、9年生(中3)の3人が全員高校入試に合格し、進学を決めてくれた。この4月からまた2人(4年生と8年生)がこの塾に加わり、全く日本語ゼロから始めることになるが、彼等と同様、卒業の2年前に来日し今回高校に進学出来た先輩が、これからもこの国際塾には顔を出し、後輩の相手をしてくれるなら、後輩も自信をもってくれるだろうと期待している。